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- [料理基礎編]出し汁について
出し汁について
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昆布
真昆布、羅臼昆布、利尻昆布、日高昆布などがあり、色は黒く、つやがあり、肉の厚いものを選びます。湿気のない風通しのよい所に保存します。
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削りガツオ
「本枯節(ほんかれぶし)」と「荒節(あらぶし)」などがあり、魚の種類はサバ、マグロ、イワシ、サンマなどがあります。削り方により、だしの風味が変わります。
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煮干し
イワシの幼魚を茹で、乾燥させたもの。背が青く、腹が銀色を帯び、よく乾燥していて形がきれいなものを選びます。
だし汁の種類と主な用途(できあがり約850ml)
種類 |
水1リットルに対する 材料と分量 |
主な用途 |
一番出し汁 |
- ・昆布10cm角1枚
- ・カツオ節(削り節)10〜20g
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お吸いもの
薄味の煮もの |
二番出し汁 |
- ・一番出し汁をとった後の昆布とカツオ
- ・カツオ節(削り節)少々
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みそ汁
煮もの
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カツオ出し汁 |
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お吸いもの・茶碗蒸し |
昆布出し汁 |
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精進料理・すしめし |
煮干し出し汁 |
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みそ汁・煮もの・炊き込みごはん |
一番出し汁
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昆布は固く絞ったぬれ布巾で表面の汚れや砂をよく取り、水を入れた鍋の中に入れて中火よりやや弱い火にかけます。

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昆布は沸騰直前に取り出します。
※沸騰させると昆布のヌメリが出て、出し汁がにごるもとになります。
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カツオ節を加え、ひと煮立ちさせ、火を止め、カツオ節が自然に鍋底に沈むのを待ちます。

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固く絞ったぬれ布巾(またはキッチンペーパー)をザルに重ね、ボウルを受けて出し汁を静かにこします。

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布巾を持ち上げて自然に絞ります。
※強く絞ると出し汁がにごり、味が悪くなるので注意しましょう。
二番出し汁
一番出し汁で使った昆布、削りがつおを再び用いる方法と、一番出し汁と同様にして強く絞って取る方法があります。どちらも弱火で時間をかけて濃くだします。
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鍋に一番出し汁を取った後の昆布、カツオ節と水を入れ、火にかけます。
※水1リットルの場合…昆布5cm角1枚、カツオ節5gを加えると、味がよくなります。

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沸騰すれば火を弱めて、5〜6分間煮ます。
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布巾でこします。
煮干し出し汁
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煮干しは頭と内臓を取って鍋に入れ、水を加えて火にかけます。
※空炒りすると風味よく仕上がります。サッと水で洗う場合もあります。

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コトコトとやや弱めの中火で約10分煮出します。途中アクを取りながら煮出します。
※グラグラ煮ると汁がにごり、臭みも出ます。

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火を止め、煮干しが鍋底に沈むまでおき、布巾でこします。
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